日本銀行の時系列統計データのAPI連携

connect for Pleasanter機能

connect for Pleasanterで日本銀行の時系列統計データのAPI連携について説明します。

日本銀行の時系列統計データのAPIとは

  • 日本銀行の時系列統計データのAPIは、時系列統計データ検索サイトで、JSON形式やCSV形式の機械判読可能な形式で時系列統計データ(金利、為替、マネタリーベース、短観など)を取得できるAPIです。
日本銀行時系列統計データ検索サイト
  • パッケージサンプルでは、統計データ検索>マーケット関連>外国為替市況[FM08]を使ってドル円為替の取得を行います。
  • 後述するリクエスト情報のdbとcodeは、統計データ検索>メニュー検索>外国為替市況>外国為替相場状況(日次)>展開すると「FM08’FXERD02(東京市場 ドル・円 スポット 最高値)」が表示されます。dbは「FM08」、codeは「FXERD02」を設定します。
日本銀行時系列統計データ検索サイト
時系列統計データ検索サイトにおけるAPI機能の提供開始 : 日本銀行 Bank of Japan

為替を活用した利用シーン

輸出入・貿易業務における売上・原価の自動円換算

  • シーン: プリザンター上の「受発注管理アプリ」にて、取引日(または計上日)を入力すると、その日の日銀の為替レートを自動取得し、外貨建ての金額を日本円に換算して保存する。
  • メリット: 毎日変動する為替レートを手動で調べて入力する手間が省け、正確な日本円での売上高や仕入原価をリアルタイムに把握できるようになります。

外貨建て経費精算の自動化と正確性向上

  • シーン: プリザンター上の「経費精算アプリ」で、海外出張時のホテル代や交通費(ドルやユーロなど)を入力した際、領収書の日付に基づいた為替レートで自動的に円換算する。
  • メリット: 申請者がレートを調べる手間を省き、経理部門も「正しい日のレートが使われているか」の確認作業(検算)が不要になるため、精算業務が大幅にスピードアップします。

海外向け見積書の作成と適正価格の算出

  • シーン: プリザンター上の「見積管理アプリ」で、基準となる日本円の価格から、最新の為替レートを用いて外貨建ての提示価格を自動計算する(必要に応じて為替リスク用のマージンも自動加算)。
  • メリット: 常に最新のレートに基づく適正な価格で海外顧客に見積もりを提示でき、為替変動による「売ってみたら想定より利益が少なかった」という事態を防ぎます。

海外子会社・拠点の業績連結・レポート化

  • シーン: プリザンター上の「月次業績管理アプリ」に海外子会社から外貨での売上・経費データが登録された際、月末の最終営業日レート(または期中平均レート)をAPIで取得し、一律で円換算する。
  • メリット: 複数通貨が混在するグループ全体の業績を、信頼性の高い日銀の統一レートで迅速に日本円に統合でき、経営陣へのスピーディーなレポートティングが可能になります。

為替変動リスクのモニタリングと価格改定アラート

  • シーン: プリザンター上の「商品マスターアプリ」にて、日々の為替レートをバックグラウンドで取得し、設定した「想定為替レート」から一定の乖離(例:1ドルあたり10円以上円安など)が発生した際に担当者へ通知を飛ばす。
  • メリット: 輸入商材の原価高騰リスクや、輸出商材の価格競争力低下にいち早く気づくことができ、販売価格の改定やキャンペーンなどの打ち手を機動的に判断できます。

国際的な相見積もりの比較と最適な調達先(サプライヤー)選定

  • シーン: プリザンター上の「購買・調達管理アプリ」で、同じ部品や原材料に対して国内サプライヤー(円建て)と海外サプライヤー(ドル・ユーロ建てなど)の双方から相見積もりを取った際、最新の為替レートを用いて全件を日本円換算し、一覧表示する。
  • メリット: 通貨の異なる複数の見積もりを「今のレートで計算すると、実質的にどこが一番安いのか」という同一条件(アップル・トゥ・アップル)で瞬時に比較でき、為替の変動リスクを加味したデータドリブンな購買決定が可能になります。

ロイヤリティやライセンス料の正確な算定

  • シーン: プリザンター上の「契約・ライセンス管理アプリ」で、海外企業からのロイヤリティ収入や支払い額を計算する際、契約書で定められた「支払日の日銀基準レート」を自動で適用する。
  • メリット: 契約に基づく厳密なレート適用が自動化されるため、取引先とのレート認識のズレによるトラブルを未然に防ぎ、監査にも耐えうる透明性の高い計算記録を残せます。

予算・実績管理における「為替差損益」の分析

  • シーン: プリザンター上の「予実管理アプリ」にて、期初に設定した「社内予定レート」での計算値と、APIから取得した「実際の取引日のレート」での計算値を並べて比較する。
    メリット: 売上や利益の増減が「純粋なビジネスの成果(数量・単価の変動)」によるものか、「為替の変動(為替差損益)」によるものかを明確に切り分けて分析できるようになります。

越境EC(海外向けネットショップ)の売上・入金消込処理

  • シーン: プリザンター上の「EC注文・入金管理アプリ」において、海外の決済サービス(StripeやPayPalなど)から外貨で着金した売上データを取り込む際、取引日や着金日の為替レートを自動取得して日本円の帳簿データと突き合わせる。
  • メリット: 外貨での売上額、決済手数料、着金時の為替差損益が入り混じった複雑な「入金消込作業」がスムーズになり、経理担当者の月次決算にかかる負担を劇的に削減できます。

外貨建て資産・投資案件の時価評価(マーク・トゥ・マーケット)

  • シーン: プリザンター上の「投資・資産管理アプリ」で保有している外貨預金や海外の有価証券などの残高に対し、毎日の日銀レートを掛け合わせて現在の日本円での評価額(時価)を更新する。
  • メリット: 企業が保有する外貨建て資産の現在の価値を常に可視化でき、適切なタイミングでの売却判断や、財務状況の正確な把握が可能になります。

日本銀行の時系列統計データのAPIの特徴

  • API:Webサイトから手動でCSVをダウンロードすることなく、最新の統計データ(金利、為替、マネタリーベース、短観など)を自動取得できます。
  • 認証: 不要(APIキーなどの登録も現在は不要で、誰でも利用可能です)

日本銀行の時系列統計データのAPIの注意点

項目注意点
一度に取得できるデータ量最大で 100系列、かつ合計10万件 までという制限があります。
負荷への配慮大量の連続アクセスはサーバーに負荷をかけるため、スリープ処理を入れるなどのマナーが求められます。
商用利用データの利用にあたっては、日本銀行の「著作権・免責事項」に従う必要があります。

日本銀行の時系列統計データのAPIサービス連携サンプル

connect for Pleasanterで、ドル円為替データを取得し、海外からの仕入れや、外貨建ての売上を円換算する際、Pleasanterの計算式機能と組み合わせることで、連携された当日のレートを使って自動的に日本円の金額を算出します。

  • CFPサービス管理サイトの設定
    • db:「概要」を参照ください。
    • code:「概要」を参照ください。
    • startDate:開始期(YYYYMM)を指定。スケジュール同期・オンデマンド同期後はCFPマッピング管理サイトの前回同期日時またはオンデマンド同期で指定した同期日時を開始期(YYYYMM)に変換しデータ取得を行います。※前回同期日時が2026/3/10だった場合開始期(YYYYMM)で202603に変換されるため2026/3/1-10までは更新、2026/3/11以降は新規に登録されます。
項目設定例
サービス名日本銀行 為替レートAPI
認証タイプNone
baseURLhttps://www.stat-search.boj.or.jp
リクエスト情報{
 ”auth”: {},
 ”headers”: {},
 ”defaultParams”: {
  ”format”: “json”,
  ”lang”: “jp”,
  ”db”: “FM08”,
  ”code”: “FXERD02”,
  ”startDate”: “202401”
 }
}
  • CFPマッピング管理サイトの設定
項目設定例
マッピング名ドル円為替
取得対象リソース/api/v1/getDataCode
最大取得ページ1
PleasanterサイトID12345
マッピング情報{
 ”date”: “DateA”,
 ”value”: “NumA”,
 ”code”: “Title”
}
プライマリーキー[
 ”DateA”,
 ”Title”
]
更新処理件数100

日本銀行の時系列統計データのAPIサービス連携結果

  • 為替サイトの一覧画面>最新データ同期>画面リロード

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