機能:PDF一括変換ツール

export for Pleasamter機能

export for Pleasanterで出力したExcelのPDF変換ツールについて説明します。

概要

ExcelをPDFに変換する方法は以下の通りです。大量のExcelを一括でPDF変換したい場合は「PDF24 Creator」で試してみて、正常にPDF変換できない場合は「power Automate」を試してください。

  • Excel標準機能
    • ファイル>名前を付けて保存>参照>ファイルの種類を「PDF」に選択>保存。
    • 印刷>プリンターを「Microsoft print to PDF」に選択>印刷。
    • 懸念点:一括出力で大量のファイルがあると時間を要します。
  • PDF24 Creator
    • Officeファイルに限らず、画像やテキストなどあらゆるファイルをPDFに変換・編集できる、世界中で非常に人気の高いドイツ製のソフトウェアです。
    • 無償・人気: 個人・商用問わず完全無料で、広告や透かしも入りません。世界中で数百万人に利用されています。
    • 一括変換: 付属の「PDF24ファイルツール」を使用することで、複数のExcelやWordファイルをドラッグ&ドロップし、一括でPDFに変換可能です。
    • レスポンス・安全性: クラウド(Web)にファイルをアップロードせず、すべてPCのローカル上で処理が完結します。そのため処理が早く、機密情報が含まれるファイルでも情報漏洩のリスクがありません。
    • メンテナンス: 頻繁にアップデートが提供されており、バグ修正やセキュリティ対応も迅速です。
    • 懸念点: Excelの複雑なマクロや特殊な印刷設定が組まれている場合、Excel純正の出力機能と比較すると、稀に改ページなどのレイアウトが微調整されないままPDF化されることがあります。
  • Power Automate
    • Windows 11に標準搭載(Windows 10でも無料ダウンロード可能)されているMicrosoft製のRPA(業務自動化)ツールです。アプリというより「自動化の仕組み」を作るアプローチになります。
    • 無償・人気・メンテナンス: Microsoft公式ツールであり、完全無料。世界中の企業で業務効率化の標準ツールとして使われており、セキュリティやメンテナンスの面でこれ以上確実なものはありません。
    • 一括変換: 「指定したフォルダ内のExcelファイルをすべて開き、PDFとして保存して閉じる」という自動化フローを一度作ってしまえば、あとはボタン一つで一括変換できます。
    • レスポンス: 実際にPC上でExcelを高速で自動操作して変換するため、手作業よりはるかに迅速です。
    • 最大のメリット: 実際にインストールされているExcelアプリを使ってPDF化するため、レイアウト崩れが一切起きない(手動でPDF化するのと同じ完璧な結果になる)のが最大の強みです。
    • 懸念点: 最初に「自動化フロー」を数分かけて作成する手間がかかります。(※「Power Automate Excel PDF 一括」などで検索すると、すぐに使えるフローの作り方がたくさん出てきます)。

Power Automate for desktop

  • Power Automate for desktopを使用して、Excelファイルを完璧なレイアウトのまま一括でPDF変換する手順をご案内します。
  • 今回は、UI操作(マウスやキーボードの自動化)による画面のズレやエラーを防ぐため、Microsoft公式でも推奨されている「VBScript(裏側でExcelの純正PDF出力機能を呼び出す方法)」を活用します。これにより、PCで別の作業をしながらでも安定してバックグラウンド処理が可能です。
  • 事前準備:フォルダーの作成
    • PCの任意の場所(デスクトップなど)に、変換対象のExcelファイルを入れる「入力用フォルダー」と、PDFが保存される「出力用フォルダー」をそれぞれ作成しておきます。
  • フローの作成手順
    • ステップ1:処理対象ファイルの取得
      • Power Automate for desktopで新しいフローを作成し、左側のアクション一覧から「フォルダー内のファイルを取得」を中央に配置します。設定画面の「フォルダー」項目には作成した入力用フォルダーを指定し、「ファイル フィルター」項目には *.xlsx と入力して保存します。
    • ステップ2:繰り返し(ループ)処理の作成
      • アクション一覧から「For each」を配置します。設定画面の「反復処理を行う値」に %Files% を指定して保存します。これ以降のステップ3と4は、自動で追加される「For each」と「End」の間に配置していきます。
    • ステップ3:出力先PDFファイルパスの生成
      • 「For each」の中に「変数の設定」アクションを配置します。「変数」項目は %PdfFilePath% とし、「値」項目には、出力用フォルダーのパスの末尾に \%CurrentItem.NameWithoutExtension%.pdf を繋げて入力します。(例:C:\Users\ユーザー名\Desktop\出力用フォルダー\%CurrentItem.NameWithoutExtension%.pdf
    • ステップ4:VBScriptによる確実なPDFエクスポート
      • 同じく「For each」の中に「VBScript の実行」アクションを追加し、「実行する VBScript」の入力欄に以下のコードをそのままコピー&ペーストして保存します。
Dim Excel
Dim ExcelDoc
' Excelを裏側で起動
Set Excel = CreateObject("Excel.Application")
Excel.DisplayAlerts = False

' Excelファイルを開く
Set ExcelDoc = Excel.Workbooks.Open("%CurrentItem%")

' PDF形式(0)で保存
ExcelDoc.ExportAsFixedFormat 0, "%PdfFilePath%"

' 保存せずに閉じて終了
ExcelDoc.Close False
Excel.Quit

' メモリの解放
Set ExcelDoc = Nothing
Set Excel = Nothing
  • 実行のポイント
    • すべての設定が完了したら、入力用フォルダーに複数のExcelファイルを入れ、画面上部の「実行(再生ボタン)」を押してください。
    • この仕組みはExcelの画面を一切立ち上げず、システム内部のAPIを直接操作してPDF化を行います。そのため手作業で1つずつ「名前を付けて保存」からPDF形式を選んで出力した際と全く同じ、完璧なレイアウトが保証されたファイルが高速で出力用フォルダーに一括生成されます。

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