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Sansan株式会社

事業の変化に強い基盤づくりを支えるパートナー。Sansanが信頼を寄せる長期伴走の価値とは

Sansan株式会社様

「Salesforceは我が社における基幹システムとして、 マーケティングから営業、契約、請求まで、事業活動の中核を支えています。 日本システムデザイン(NSD)は当初構築から長年にわたって伴走してくださっていて、 ただの外部パートナーではなく、事業を支えるチームメイトのような存在です。 技術力やSalesforceの知見はもちろんですが、 何より『自分事として』私たちのビジネスに向き合ってくださる姿勢が、この信頼関係の基盤になっています。」
技術本部コーポレートシステム部 兼 VPoE室 グループマネジャー
牧野 哲也さん(写真左)

「出会いからイノベーションを生み出す」をミッションとして掲げ、 働き方を変えるAXサービスを提供しているSansan株式会社では、 急速な事業成長と組織変化に対応するため、Salesforceを事業の基幹システムとして活用。 日本システムデザインは当初構築から現在に至るまで、長期にわたって開発・運用を支援してきた。 統制が取れていなかったSalesforce環境の整備から、複雑な課金体系の実装、 大規模なシステム改修、さらにはGainsightを用いたカスタマーサクセス基盤の構築まで、 変化の激しい事業環境に柔軟に対応する開発体制はどのように構築されたのか。 深い信頼関係で結ばれたパートナーシップの実態と今後の展望について、Sansanの皆様に話を伺った。

【日本システムデザインを選んだ理由】

  • 当初構築から長年携わり、システムの歴史と背景を深く理解している
  • Salesforceの高い技術力と知見、特にApex実装など深い領域での強み
  • ユーザーに寄り添い、自分事として伴走してくれる姿勢
  • 他社事例を活かした情報提供と、変化の激しい開発体制への柔軟な対応

【Salesforce伴走・開発支援サービスの導入効果】

  • カオス状態だったSalesforce環境を統制の取れた状態へ改善
  • Sansanの複雑な業務要件 を深く理解し、実装を実現
  • 大量のFlowをApexに置き換え、ガバナ制限エラーを大幅に回避
  • Gainsight×Salesforceによる英語環境のCS基盤を、混成チームで構築・運用
  • アジャイル・スクラム開発による2週間の短期サイクルリリースを実現
  • 外部パートナーではなく、チームの一員として事業成長を支える関係性を構築

    Sansanについて

    ―― はじめに、貴社の事業についてお聞かせください。

     

    牧野: Sansanは、ビジネスデータベース「Sansan」、経理AXサービス「Bill One」、取引管理サービス「Contract One」や名刺アプリ「Eight」を中心に、働き方を変えるAXサービスを提供しています。

     

    当社の特徴として、業務の体系や商品・製品の売り方といったビジネスモデルが、ドラスティックにスピーディーに変わる会社である、という点が挙げられます。事業の成長スピードが速く、それに伴って組織体制も頻繁に変化していきます。

    Salesforce活用の全体像

    ―― Salesforce活用の全体像を教えてください。

     

    Salesforceは当社にとって「事業の基幹システム」と言っていい存在になっています。いわゆる「The Model」をベースに、マーケティングからサービス開発、営業、契約、その後の請求まで、一連のプロセスをSalesforce上でつないでいます。さらに、自社プロダクトとの情報連携も含めて、事業活動を支えるインフラとして機能している、というイメージですね。

     

    ―― 現在、ビジネスインフラとしてのSalesforceの価値をどのように感じておられますか。

     

    牧野: はっきり言えるのは「変化に柔軟に対応しつつ、実現したい業務プロセスを継続的に支えられるか」が常に課題だったということです。組織や事業が次々に変化する中で、Salesforceが安定してビジネスを支え続けられていることには、大きな満足感があります。

     

    もちろん完全にスムーズというわけではなく、事業側と情報システム側が一体になって“歯を食いしばりながら育ててきた”という感覚が強いですね。

    カオスな状態から「統制のとれた基盤」を一緒に創りあげる

    ―― 日本システムデザインとの関係はどのように始まったのでしょうか?

     

    牧野: Salesforceの当初構築から始まっています。それだけ長く、継続的に一緒にやってきているということですね。

     

    岸本: 昔は各部門が自由にSalesforceを触っていて、統制が取れていない状態でした。そこからコーポレートシステム部が立ち上がり、ガバナンスを一元管理する体制へ移行したのですが、日本システムデザインさんは“カオスな初期”からずっと関わってくださっています。

     

    「なぜ今この設定になっているのか?」という疑問が出てきた際も、当時を知る日本システムデザインさんが経緯まで含めて説明してくれる。システムの歴史を共有できるパートナーがいるのは、本当に大きいです。

    現場で感じる、チームメイトとしての安心感

    ―― 現場メンバーから見て、日本システムデザインはどのような存在ですか?

     

    小牟田: 日常的にGatherというツールでいつでも声をかけ合える体制です。相談すると最善の方法を一緒に、自分事として考えてくださいます。問題点はやんわりと指摘してくださり、そこからフラットに議論できます。いつも冷静でいながら、家族的な雰囲気も出して頂いています。そして的確な対応ぶりも見せてくださり、もう頼れるチームメイトとしてご活躍いただいてます。

    複雑な課金体系を理解し、共に実装

    ―― 印象に残っているプロジェクトを教えてください。

     

    小牟田:私はコーポレートシステム部門で現場責任者を担当しており、ライセンス課金関係の開発の比率が多くなっています。当社のライセンス料金は、月額・年額・期間など商品ごとに複雑な体系があり、またドラスティックな追加変更がよくあります。そこで扱いづらくなっていたデータの持ち方そのものを大きく見直したプロジェクトが印象的でした。

     

    プロジェクトの初期段階で「この改善で業務工数が減る」「ここを整理しないと新プロダクトのリリースにも影響する」といったビジネス背景を共有したところ、日本システムデザインさんは深い理解を示してくれ、ゼロから並走してくださいました。

     

    実装、テスト、ユーザー受け入れ、リリースまで、ただ仕様をこなすのではなく「Sansanが何を目指しているのか」を理解した上で、パートナーとして伴走してくれた印象があります。

    30以上の巨大FlowをApex化。ガバナ制限エラーを根本解決

    ―― ほかに象徴的なプロジェクトはありますか?

     

    小牟田:見積オブジェクトに30近いFlowが積み重なり、中には10画面分もスクロールするほど巨大なものもありました。その結果、ガバナ制限エラーが発生してしまい、業務が止まることもしばしばあったんです。

     

    日本システムデザインさんと一緒に根本から改善を進め、FlowのApex化を実行しました。データ処理を1か所にまとめ、「1回取得 → 処理 → 1回書き込み」というシンプルな構造に再設計しました。

     

     

    その結果、ガバナ制限は大幅に回避され、業務停止のリスクもほぼなくなりました。

     

    このときの日本システムデザインさんの動きは、「実装者」ではなく「共に課題解決を目指すパートナー」でした。技術力だけでなく、課題の本質を見抜き、最適な形に導いてくれたことが非常に印象に残っています。

     

    非エンジニアでも安心して頼れる「翻訳者」のような存在

     

     

    小貫: 私はエンジニアではなく、営業案件の見積書チェックやサービス提供準備を担当していました。開発経験もない状態から配置転換で今の部署に来て、ユーザー要望をSalesforceに実装する側になりました。

     

    正直、自分一人では何も実装できないレベルで(笑)、日本システムデザインさんに本当にお世話になっています。ユーザーが言っていることはわかるけど、「どう実装するか」はほぼ全部日本システムデザインさんに頼っています。

     

    ―― 技術面以外でも助かっている点は?

     

    小貫: ものすごくあります。ユーザーの言っていることを開発メンバーに理解してもらえる形に「言語化する」のが難しい場面が多いんです。

     

    そういうとき、日本システムデザインさんが私やユーザーの意図を汲み取り、「具体的にはこういう方法があります」「こういうリスクも考えられます」と開発チームに伝わる言葉に”翻訳”してくれます。そのおかげで議論が進み、方針が決まる。技術スキル以上に、ヒューマンスキルの部分で助けられています。

     

    メンバーが少なかった時期には、新規開発依頼の7割、不具合・問い合わせの8割ぐらいを日本システムデザインさんが処理してくださいました。なくてはならない存在です。

     

    Salesforceのアップデート対応も、「ICUロケーションの有効化」や「古いプラットフォームバージョンの廃止」など、ほぼ100%日本システムデザインさんが対応してくださいました。自分たちだけでは追い切れない領域を一緒に支えてもらっています。

     

    問い合わせの発生は不定期ですが、朝会で担当を決める前から既に日本システムデザインさんが内容を見て、「多分こういうことだと思います」とコメントをくれていることも多い。正式にお願いしていないのに先に動いてくれる。本当に”チームメイト”として支えてもらっています。

    Gainsight×SalesforceでCS基盤を支える

     

    Binna Lee: 私はカスタマ―サクセスに特化したGainsightのプロジェクトを担当しています。他の方々と違うのは、Gainsightは、日本システムデザインさんの標準領域から外れるツールです。表示言語は英語ですし、一般的には担当が難しい領域だと思います。

     

    「私以外のメンバーは全員日本システムデザインさん」という珍しい体制で、私はプロジェクトマネージャー、実装者はほぼ日本システムデザインさん。外注先というより、同じチームの一員として関わっていただいています。

     

    社外向けメール配信も行っているので、不具合が起きると大きなリスクになります。「当日中に対処しきる」ことを重要視していて、定時終了時間を越えてしまう対応が必要になることもありますが、「対応できますよ」と前向きにサポートしてくれてとても心強いです。

     

    運用の流れや他部署との連携ルールも深く理解してくれていて、設定変更が他部署に影響するとき、こちらからお願いする前に「この部署に連絡しておきましょうか」と提案してくださるのは非常に助かっています。

     

    私1人では絶対に回らなかった領域を、日本システムデザインさんが「手足」となって支えてくれています。

     

    誕生日を祝ってくれたり、誰かが大変なときに「私がやります」と自然に言い合うような、温かいチームだと思いますね。

    「変化の激しさ」に付き合ってくれる、希少なパートナー

    ―― 日本システムデザインならではの強みはどこにあると感じますか?

     

    岸本: 一つは、他社事例も含めた「横の知見」です。日本システムデザインさんは他社のSalesforce案件も多数掛け持ちしているので、「こんな障害が起きてるけど他社さんは?」と相談すると、「他社さんでも落ちてます」とすぐ共有してもらえる。公式アナウンス前に状況把握できるのは助かります。

     

    もう一つは、当社の変化のスピードに付き合っていただいていること。開発もアジャイル・スクラム開発で2週間単位の短いサイクルです。チームの人数や構成も頻繁に変わりますが、柔軟に対応しながら一緒にスクラムチームとして動いてくれる。長期伴走ならではの価値です。

     

    技術力についても、Apexの実装など深いところは、他社さんと比べても一日の長があります。

     

    ――「外部の協力会社」というより「同じ組織の一員」に近い感覚でしょうか?

     

    岸本: そうですね。以前は「設計できる社員がボトルネックで開発が進まない」状態がよくありました。今は日本システムデザインさんを含め、メンバーが自律的に動けるチームに変わっています。各チームが4人ぐらいで、みんな自由闊達に意見を言い合ってやっている。すごくいいチームだと思います。

     

    関係性も良く、業務もちゃんと回っている。多くの会社さんが目指したい姿の一つではないかと感じています。

     

    牧野: 会社の社員かどうかではなく、同じ事業部を支えるメンバーという認識です。仕切りがない印象ですね。

     

    当社は「昨日言ったことが明日変わる」ことも珍しくありません。一人ひとりに伝達して役割を分けると絶対に間に合わない。だからこそ、「同じ事業を支えるチーム」として日本システムデザインさんに入ってもらっていることの意味は大きいです。

     

    大きなプロジェクトで人が足りないとき、メンバーを来ていただいたこともありました。9名の増員にも対応いただきました。元々我々の環境を知っていて技術も知っているベテランのスタッフがいると、そのもとに新しいメンバーが入ってくれたとき安心できます。

     

    AIもフル活用しながら、ビジネスを支え続けてほしい

     

    牧野:この関係性を続けていきたいですね。そう思えるだけの圧倒的な信頼があるんです。ここまで自分事として寄り添ってくれる会社は、なかなか出会えないと思います。

     

    その上で、期待したいのは“さらに事業を支える力”です。

     

    Salesforceや我々のビジネスは、これからも変化し続けます。そのスピードもどんどん上がっていくでしょう。

     

    だからこそ、AIなどのツールも含め、活用できるものはすべて使ってほしいと思っています。Claude、ChatGPT、Copilot、Cursorなど、ツールもフル活用し、生産性を最大化してほしいと思っています。

     

    そして、依頼を受けて実装するだけでなく「こういう方法もあります」「Salesforceの最新知見と合わせると、このアプローチも可能です」といった、日本システムデザインさんが得意とする“掛け算の提案”をいただけると、事業の価値をさらに高めていけると考えています。これからも一緒に新しい未来を創っていけると信じています。

     

    また、現在私たちと共にこの基盤をさらに成長させてくれる仲間も募集しています。関心をお持ちいただけた方は、ぜひHPからお気軽にご連絡ください。

     

    ―― 本日は貴重なお話をありがとうございました!

     

    「Sansanの採用情報はこちらからご確認ください。」

    https://jp.corp-sansan.com/recruit/midcareer/?from=corp_header

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