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情報共有を効率化する3つのポイント

仕事を進める中で「知りたい情報がすぐに見つからない」「もっと楽に情報を共有できたら良いのに」と思ったことはありませんか?
情報共有の効率化は、個々人の生産性向上だけでなく、部門間の連携強化、組織の意思決定の迅速化にもつながります。
本記事では、情報共有を効率化するための3つのポイントと、効率化のためのツールを紹介します。
 

非効率な情報共有。その原因とは?

 
情報共有が非効率になる代表的な原因を3つ紹介します。
 

情報がデジタル化されていない

 
アナログな手段での情報管理は、手軽な反面、様々なデメリットがあります。
特にアナログな手段で情報共有する場合、情報を共有する人数が増える、共有する情報が多くなると、情報共有の効率が悪くなります。
 

個人管理の情報に、他の人がアクセスできない

 
個人が管理する手帳やメモ帳などの情報は、他の人がアクセスできません。
多くの人に共有するべき情報が、個人で管理されていると、情報が欲しい人は、管理している人に、共有を依頼しなければならず非効率です。
 

その場にいる人にしか共有できない

 
情報を他の人がアクセスできる場所に蓄積したとしても、デジタル化されていないと問題が生じます。
「情報共有のための書類は、共用のキャビネットに保管する」「共有する情報は掲示板に貼り出す」などしても、その場にいない人は情報にアクセスできません。
 

検索できない

 
アナログな情報は検索できません。
デジタルな情報と違い、キーワードを使って必要な情報を探すことはできません。
 

アクセスする人が増えると対応できない

 
情報を利用する人が増えると、問題が生じます。

例えば、1つの書類で管理している情報を確認するには、情報が欲しい人は、書類がどこにあるか確認しなければなりません。
定まった位置に置かれていれば、すぐにどこにあるか分かります。
しかし、誰かが持っていってしまっていたときには、今誰が持っているのか、探す手間が生じます。
このような探す手間をなくそうと、情報を欲しがる人数分、書類をコピーすると、情報に更新があった際には、人数分のコピーが必要になります。

このように、アナログな情報共有は、必要な情報がすぐに手に入らず、情報共有の効率を悪化させます。

ではデジタル化されていれば、情報はすぐに手に入るものでしょうか。
 

情報が整理されていない

 
情報がデジタル化されていても、情報が整理されていない場合は、情報共有の効率は悪化します。

何を記録してどう共有するか、整理されていないとき、情報を渡す人が自分の基準で「これは共有するべき」と判断しなければなりません。
そういった個々人の基準で情報を記録すると、情報を使う時に、必要なデータが抜けてしまうことがあります。

また、「どこに何の情報を記録して共有するか」が整理されておらず、バラバラの場所に情報が記録されると、欲しい情報を見つけにくくなります。

こうなると情報を利用したい人は大変です。

まず、多くのデータの中から必要な情報を見つける必要があります。
情報を利用したい人は、「自分が欲しい情報があるのか」、「あったとしてどこにあるのか」、「そもそも、何が記録されているのか」と、迷いながら情報を探さなければなりません。

仮に必要な情報がありそうなデータを見つけたとしても、以下のような問題が起こり得ます。
 

  • 同じようなデータが複数あり、どれが正しいデータかわからない。
  • 一部期間のデータしかなく、必要な期間のデータだけない。
  • 時期によってデータの置き場が異なり、見つけた場所には古いデータしかない。
  • 同じデータに対して複数の書式があり、書式のどこに必要な情報が記録されているのか、探さなければならない。

 
そのようにしてやっと見つけたデータにも、必要な情報があるとは限りません。
「古いデータで最新版は別にある」、「肝心な部分でデータの抜けがある」など、必要な情報がないケースもありえます。

このように、正しい情報を、すぐに得るためには、情報の整理が必要です。

では、効率的に情報共有するためには、情報のデジタル化と整理だけで十分でしょうか。
 

情報がサイロ化している

 
情報をデジタル化し、整理したとしても、情報がサイロ化すると、情報共有が非効率になります。
情報のサイロ化とは、「情報が部門・部署ごとに別個に保管されている状態」のことです。
情報がサイロ化すると、他の部署の情報にアクセスするのは困難になり、以下のような問題が生じます。
 

  • 他部署のノウハウが共有されない。
  • 複数部署で、同じような資料を作成してしまう。
  • 組織的な決断をする際に、部門・部署をまたいだ情報収集に時間がかかる。

 
これを打破するためには、部門・部署を超えて、情報を共有する仕組みが必要です。

これら非効率となってしまう原因を踏まえ、どのようにすれば、情報共有を効率化でるか。確認しましょう。
 

情報共有を効率化するポイント

 
情報共有を効率化するポイント3つを紹介します。
 

情報共有のルール化

 
情報共有を効率化するためには、ルール化が必要です。

「情報共有された側は、情報をどのように活用するのか」を起点として、以下をルール化すれば、情報共有を効率化できます。
 

  • いつ:どのタイミングで情報を共有するか
  • 誰が:情報を共有するのは誰か
  • 何を:どの情報をどの粒度で共有するか
  • どこで:どのツール・どのフォルダ・どの階層でデータを管理・共有するか
  • どのように:どのような形式で、誰に向けて共有するか

 
誰が何を情報共有するのか、ルール化し、責任者を設定することで、情報共有の漏れを防ぎます。
 

情報の一元化

 
検索可能なツールに情報を集約し、一元化すれば、必要な情報に簡単にアクセスできるようになり、情報共有を効率化できます。
また、部署・部門を横断してツールを使用すれば、情報のサイロ化を防止できます。

既に、複数のツールを使用しており、情報が過度に分散されてしまっている場合は、ツールの棚卸しを実施します。
どのツールを何のために使っているのか、利用実態を評価し、ツール同士の統合やデータ連携を検討し、情報を一元化します。
 

情報の棚卸し

 
情報を一元化し、情報共有のルールを定めた後も、情報の棚卸しを実施し、情報を整理すれば、情報共有を効率化できます。

情報共有を続けていく中で、古い情報や不要な情報が残っていると、必要な情報を見つけにくくなり、情報共有の効率は下がります。
定期的に情報を棚卸しし、古い情報は更新、不要な情報は削除すれば、情報を得たい人が、不必要な情報に迷わずに、必要な情報に、すぐにアクセスできるようになります。

情報の棚卸しで、効率的に情報共有・活用できていない情報を探すこともできます。
また、棚卸し時に、ルールから逸脱した情報の共有がないかをチェックすれば、更なる効率化が図れます。

このように、棚卸しによる情報・ルールの見直しを行えば、情報共有が効率的に実施できているか、チェックし、改善できます。
 

情報共有の効率化のためのツール

 
情報共有を効率化するツールを紹介します。
 

ビジネスチャット

 
リアルタイム性の高い情報や、日々の情報共有に向いています。
チャット内で情報共有すれば、情報がデジタル化され、検索できるようになります。
 

プロジェクト管理ツール

 
プロジェクトごとにタスク状況、進捗状況を管理できます。
プロジェクト単位で、情報を集約し一元化・整理できます。
 

ナレッジベース

 
個々人が持っている知識を集積すれば、組織全体で活用できます。
ノウハウ、業務マニュアルを蓄積すれば、情報を一元化しながら、情報のサイロ化を防げます。
 

まとめ

 
「情報共有を効率化する3つのポイント」と題して、説明しました。
情報共有が非効率になる原因と、情報共有を効率化するためのポイントとして、「情報共有のルール化」「情報の一元化」「情報の棚卸し」を紹介し、効率化に役立つツールについて、紹介しました。

情報共有の効率化に役立つツールの一つである、Salesforceノウハウ共有ツール「KnowhowBase」は‘ノウハウを作る、探す、活用する’をコンセプトに、Salesforceプラットフォーム上で利用できる便利な機能をご提供しています。また、「Salesforce導入サービス」 「Salesforce伴走・開発支援サービス」により、Salesforceを新規導入される方、Salesforceの定着・活用や運用保守・開発を要望される方に合ったサービスもご提案しております。ご興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。

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