SAML インテグレーションを検証 ; Summer’25 リリース更新

Salesforce Summer’25 リリースに関する情報をお届けします。
対象エディション
この変更は、すべてのエディションの Lightning Experience および Salesforce Classic (すべての組織で使用できるわけではありません) に適用されます。
概要
Salesforce は、定期的かつ継続的なメンテナンスの一環として、SAML フレームワークをアップグレードします。
シングルサインオン (SSO) やシングルログアウトなど、SAML を使用するすべての機能に影響する可能性があります。
※SAML:SSO等を実現する認証規格のことで、認証情報を提供するIDプロバイダーと、サービスを提供するサービスプロバイダーの間で認証を行う
影響
以下の機能で不具合が発生する可能性があります。
- ユーザーが Okta などのサードパーティ ID プロバイダーを介して Salesforce にログインする SAML SSO(Salesforceがサービスプロバイダー)
- ユーザーが Salesforce を介してサードパーティアプリケーションにログインする SAML SSO(SalesforceがIDプロバイダー)
- Salesforce 組織または Experience Cloud サイト間の SAML SSO
- すべての SAML シングルログアウト設定
調査方法
この更新による影響有無は以下の方法で確認します。
- 設定 > アプリケーションマネージャー を開く
-
確認対象のアプリケーションの設定で、「SAML の有効化」が選択されているか確認する
- SAMLが有効化されているアプリケーションに対して、上記の 影響 で挙げた SAML SSO や SAML シングルログアウトの機能をテストする
対応方法
影響が発生する場合、以下の方法で対応します。
- 設定 > ID プロバイダーイベントログ を開いて、エラーメッセージの内容を確認する
- サービスプロバイダー側のログを確認する
-
SAML-tracer等のツールでSAMLでの認証時の値を確認する
- Salesforce カスタマーサポートに問い合わせる
参考サイトURL